作品制作に関しての声明 _ Artist Statement

現在主にキャンバスにアクリル絵具で絵を描いています。人物をモチーフにすることが多いです。
作品制作のコンセプトは、倫理、人の気持ちや思考など、見えないもの・抽象的なものについて、比喩などの表現を使い具象的に描くことです。

1986年山形県天童市に生まれ、山と果樹園に囲まれた緑豊かなところで育ちました。
子供の頃は草花や生物の観察が好きでした。今もその頃の感覚は残っていて、植物や川にいる魚などを見ながら散歩するのが楽しみのひとつです。それらは習作のモチーフとして描くことがあります。
中学生になった頃から学校にはあまり行かず、本屋で立ち読みをする、レンタルビデオ屋でCDや映画を借りる、という生活でした。
美術に興味を持ったのは本の装画や、映画のポスター、CDやレコードのアートワークからでした。

2003年頃からシンプルなボールペン画や、モバイル端末で小さな絵を描いていました。
その頃の絵は、身近なものや人物の後ろ姿を描いた絵が多かったです。後ろ姿を描いていた理由としては、常に自分が傍観者であると考えていたからだと思います。
映像を一時停止したような絵が描きたくて、頭の中でよく人や物を動かしていました。
それらの作品を見た方にお誘いいただき、2007年、1m*1m程のベニヤ板にアクリル絵の具で描いた絵が音楽イベントで展示されました。
人前で展示をするのはその時が初めてでした。

キャンバスに絵を描き始めたのは2010年、やまがた藝術倶楽部という画塾に入った23歳の頃です。
好んで描いたモチーフは奇妙な風景(砂漠など)の中にいる人物、自画像が多かったです。

大学では、風景や、静物などを油彩で描きましたが、視野を広げたかった為、基礎デザインや、ウェブ・情報関係、文章のライティングなどの授業に多く出ました。
それらの中で今に活かすことが出来ていると思うことは、デザインの授業で架空のイベントについてのポスターを制作したことです。
宣伝ポスターは、気を引きつけて広く人に見てもらうことを目的としているので、絵画作品についてもそれを応用出来ないかと考え、構図や色合いについてエスキース段階から意識して絵を描くことが多いです。

今後目指す方向や、やりたいこととしては、色の持つ効果について勉強や実験をして、表現したいものを、より理想に近づけていくことです。
それから、海外で展示をしてみたいです(個人的に南米に行ってみたいので南米のアートギャラリーの方がもし見ていたらよろしくお願いいたします......)。
滝口かりん karin takiguchi 2018.08.18